自作キーボード「ErgoDash」を作りました。自作キーボード初挑戦です。

以下は完成後のキーボードになります。

ergodash

初挑戦の感想

挑戦してみて一番感じたことは、めちゃくちゃ大変だということです。慣れていないということもありますが、完成までに20時間ほどかかってしまいました。基盤へ部品のはんだづけが3時間くらい。キースイッチのルブ作業が7時間くらい。基盤へキースイッチのはんだづけが5時間くらい、そしてファームウェアの書き込みがはじめてでかつ、めちゃくちゃキー配列に悩んだので5時間くらいかかりました。特に大変だったのがルブ作業です。全部で70個のキースイッチをルブしたのですが、一つ一つを分解してルブして元に戻すという作業をずっと繰り返すのはかなり精神的につらい作業でした。

1週間ほど使ってみて。

最初の3日間は全然使いこなせませんでした。US配列がベースになっていますが、親指BackspaceとEnter、あとは小指まわりの記号の位置が変わっているのもあってかなり癖があります。4日目くらいから徐々に慣れてきて今までの速度とほとんど変わりなく打鍵できていたと思います。

万人にはオススメできない

個人的な感想になりますが、自作キーボードは万人にはオススメできないと感じています。そもそも自作キーボードに調整したいと思った理由が、分割キーボードを使いたいと思ったからなのですが、いろんなキーボードメーカーから分割キーボード製品が出ていてわざわざ自作しなくてもそこそこ選択肢があります。もちろんキースイッチやキーキャップなど自分好みにカスタマイズできるという点はありますが市販の赤軸や茶軸製品でも十分によい打鍵感を味わえると思います。また、エルゴノミクスキーボードが欲しいならより緻密に設計されているKinesis Advantage2のようなキーボードの方が人体への影響は大きいと思います。これらの理由から、はんだづけやルブ作業自体を楽しめるような人ではない限り市販品を買ったほうがいいと思います。

分割キーボードってどうなの?

以前までは、HHKBMajestouch Stingrayをメインで使っていました。打鍵感に関しては十分に満足していて、分割キーボードにしたらより人体に優しい姿勢でタイピングできると聞いていたので疲れが減るかなと思っていたのですが、1週間試してもそれほど恩恵を感じられません。自分は1時間くらいの感覚でストレッチを挟むようにしているのですが、それで十分だったのかもしれません。また親指を有効活用できるキーボードを選んだのですが、あまり好きになれませんでした。親指はスペース以外に使わずにタイピングしてきたのでどうしても不自然さを感じてしまいます。

おわりに

「2023年にやりたいこと~趣味編~」の自作キーボードに取り組むことができ、リストを一つ更新することができました。万人にはお勧めできないと書きましたが、僕はキーボード大好きなのでまた違う自作キーボードを作ってみたいです。